高額でも、納得できる内容なら…
昨日のブログJinaの沿革 ⑤ 【この会社大丈夫?】
では揺れる気持ちの一旦をお話ししました。
今日は、やっぱり違うと思い始めたエピソードをお話しします。
神戸店で、たくさんのお客様をカウンセリングし、やりがいを感じながら仕事を続けている最中に、
うちの娘と同世代の、高校生の娘さんを連れてご相談に見えたお客様が〜
「少し前に離婚しました。きっとそのことで、娘の髪が抜け出したんだと思います」
と涙ぐみながら事情を話してくださいました。
そして
「進学のために準備していたお金です。なんとかこの子の髪を取り戻してください」
と200万円を渡されました。
髪を見せてもらうと、毛根が弱り切っていて、この先どんどん抜けていく状態。心を鬼にして
「今からすぐにウィッグも準備しないといずれ髪は全部抜けてしまいます」
と伝えると 色白で綺麗な顔立ちの16歳のEちゃんが
「ウィッグなんて絶対いや!」
と泣いて、型を採らせてくれませんでした。
その2週間後には、ほとんど髪が抜け落ち
肩を落としてご来店され、沈み込むEちゃんのウィッグの型を採りました。
【育毛ケア200万円コース】に毎週通っていただきましたが、コースの終わる9ヶ月後、全く改善していませんでした。
実はそんなことは初めてでした。
スピードの差はあっても、皆さん改善し、納得していただいていたのに、どうしたことか?
理学博士でもあった社長に報告し相談すると、帰ってきた言葉は
「いいんだよ。君たちは頑張ったんだから」
えっ? 何がいいの?
あんなに大変な思いをして託してくれた200万円、
頑張ったから良いなんて、とても思えない。
お客様に申し訳なくて、その後、強気で育毛ケアの契約をとることができなくなっていきました。
良いと確信できる だからこそ頑張れた
店長としての仕事に行き詰まりを感じ始めた出来事です。
明日のJinaの沿革 ⑦ 【元の髪と同じウィッグを】に続く〜