抗がん治療⽤セミオーダーウィッグ
抗がん治療が始まる前にご希望等カウンセリング
がん治療の脱⽑の負担を軽減して⾃分らしい⽣活を!
~⾃分らしい医療⽤ウィッグを上⼿に活⽤~
ウィッグの準備を進められたら、ほとんどの場合、脱⽑前のヘアースタイルを再現できます。
まずはご相談ください。(LINE等、オンラインでもお受けしています)
がん治療において、⼥性の患者さんから⼀番多く聞く悩みは、治療の副作⽤による脱⽑です。治療を終えて⽑髪が⽣えそろうには2 年近く要しますが、⾃然なウィッグ(かつら)の上⼿な活⽤で、負担を軽減することが可能です。
近年は、治療を受けながら仕事を続ける患者さんも多くなり、治療中の「外⾒ケア」への関⼼も⾼まっています。⾃分にあった失敗しないウィッグの選び⽅ををアドバイスさせていただきます。
今「アピアランス(外見)ケア」が重要視されています。
がん患者の方のうち、特に体の変化が大きかったり、治療後の体の変化に気持ちが追いついていなかったりする方に対して「自分らしさを体感できる状態に戻るためのケア」のことを「アピアランス(外見)ケア」と言います。
「わかっていたけど髪が抜けた時に一番泣いた」
という声に多く接し、できるだけ自然で使いやすいウィッグの製作に尽力してきました。また、がん医療の進歩で、最近では、通院治療を受けながら仕事を続ける患者さんも多く、「できるだけまわりの人には病気であることを気付かれたくない」と思う人が増えています。
Jinaでは、ウィッグだけではなく、メイクやネイルなど様々なサポートをさせて頂いております。
医療用ウィッグとオシャレ用ウィッグの違い
ウィッグ選びのポイントは、まず試着をすることが基本です。それは患者さんの体験談として、「通信販売のウィッグを買って失敗した」という声が多いからです。通信販売には、⼿軽に安価なものが買えるというメリットがありますが、届いたものを着けてみるとサイズが合わなかったり、似合わなかったり、また数回洗ったら絡んでしまったというケースもあるようです。
ウィッグにはおしゃれ⽤と医療⽤があり、その違いを知っておくことも⼤切です。
脱⽑による治療中に⽑髪のない状態で着⽤することを前提に作られているのが医療⽤で、⽑髪がある⼈のボリュームアップや⽩髪隠しを対象に作られているのがおしゃれ⽤。
Jina の医療⽤は、近くから⾒られてもウィッグと分からないように、分け⽬に⼈⼯⽪膚が使⽤され通気性の良い⼈⽑を1本1本⼿で植⽑し、パーマもカラーも可能なので、脱⽑前のヘアースタイルの再現が可能です。直接触れる頭⽪にダメージを与えないような⼯夫もされています。
人毛100%なのでとても自然でお好みのスタイルに
ウィッグの裏側は柔らかく丈夫なネットを使用
インナーキャップ(オーガニックコットン使用)
一番汚れやすいネットの内側に使用できるインナーキャップは簡単に洗えます。
サイズ調整ができることや耐久性が重要な医療⽤ウィッグ
医療⽤には「既製品」「セミオーダー」「フルオーダー」の3 タイプがあり、抗がん治療に適しているのは、「セミオーダー」か「フルオーダー」です。1から型をとって、⾃分の頭⽪から髪が⽣えているような「フルオーダーウィッグ」が⼀番⾃然ですが、制作に2〜3 ヶ⽉必要で価格も(35 万円~45 万円)とお⾼くなりますので、Jina ではネットだけ3サイズから選ぶセミオーダーの『フェリーチェプレミアム』(価格19 万円~23 万円)を準備しています。事前に2 ヶ⽉かけて丁寧に植⽑した⾃分の頭に合うサイズを選び、ヘアースタイルは⼀からお好みのまま⾃由にデザインできる、フルオーダーに準じるウィッグです。ご⾃分に合ったネットを選び、最短で当⽇納品も可能です。
患者さんの⽑量は、治療に伴ってしだいに抜け、治療が終わると徐々に⽣えてくるというように変化します。セミオーダーやフルオーダーの医療⽤ウィッグは、調整がきく構造ですのでご安⼼ください。技術者が無料で対応します。
まずはお気軽にご相談ください。
脱⽑が起こりやすい抗がん剤の種類とその程度
個⼈差はありますが、化学療法や放射線療法を始めて、2〜3週間後から脱⽑が始まることが多いようです。 脱⽑を起こしやすい抗がん剤として主にアドリアマイシン、エトポシド、ファルモルビシン、イフォスファミド、サイクロホスファマイド、ビンクリスチン、ブレオマシン、メソトレキセート、ビンデシン等があります。
( 新潟県⽴がんセンター新潟病院より)
乳がんの患者さんの8 割が治療の副作⽤による脱⽑を経験
患者さんにとってショックが⼤きいのは、やはり髪の⽑の脱⽑です。
実際に脱⽑を体験した⼈たちは、
「髪の⽑がどっと抜けていくのを⾒るのが、いちばん⾟かった」「家の中でガラスに写る髪のない⾃分を⾒て、癌なんだと思い知らされた」「髪の⽑が抜けている⾃分を鏡で⾒て、誰にも会いたくないと思った」「先⽣にまた⽣えてくると言われたが、本当に⽣えてくるまでは不安だった」などの声を聞いてきました。
脱⽑の程度は、使う薬の種類や量によって異なり、また個⼈差もあるので、他の患者さんと⽐較して、⾃分の場合は程度やスピードが違うと感じられることもあります。例えば、乳がんの患者さんでは脱⽑を経験される⽅が多く、その割合は、全体の約8割を占めています。
治療に先⽴って、医師から「脱⽑するかもしれない」と言われた場合は、事前に室内⽤のヘアキャップ(タオルで⾃作もできます)、帽⼦やウィッグなどを⽤意しておくと安⼼です。特に、治療中も仕事を続ける予定の患者さんは、⾃分に合っていて、しかも⾃然に⾒えるウィッグが必要になります。
脱毛した時の手入れ法
個人差はありますが、抜け始めると1週間から2週間位でかなりの量が抜けてしまいます。髪を洗ったり、とかしたりした時に多く脱毛し、朝起きると抜けた毛が枕のまわりについているのが目立ちます。抜ける時期は短い髪の方が精神的な負担も少ないので、できれば思い切って短くしてもよいかもしれません。就寝時は特に、衣類や枕に落ちる髪の毛が気になりますが、使い捨てのネットタイプのキャップをかぶると、ネットごと捨てられるので、脱毛の不快を多少軽減できるようです。
洗髪
❶頭部に放射線治療を受けている⽅
放射線治療中は⽪膚が過敏で傷つきやすい状態です。万が⼀傷ついた場合、治りにくくなります。⽪膚を保護するため、ぬるま湯で洗い流す程度とし、また、シャンプー・リンスなどは使⽤せず、こすらないようにしましょう。
❷抗がん剤の治療を受けている⽅
いつも通り洗髪しても脱⽑の程度は変わりません。ただ、傷をつけると化膿することもあるので傷をつけないようにしましょう。刺激の強いシャンプーやリンスは避けてください。
Jinaヘアケアシャンプーはアミノ酸系の弱酸性シャンプーです。安⼼してお使いください。
整髪
髪をとかすとたくさん抜けそう!と怖がってとかさない⼈がいますが、髪がもつれてからみますので、優しく注意して傷を作らないようにとかしてください。また、特に頭部に放射線療法を受けている⽅は、地肌が⾮常に弱くなっているので、地肌に触れないように静かにとかしましょう。
パーマや髪染め
いずれの治療の場合も刺激になりますので、⽪膚の様⼦をみて主治医の許可がでるまで避けましょう。抗癌治療後、髪が⽣え始めると、メラノサイトの⽅が⽑⺟細胞より遅く活性化するので、⼀時的に⽩髪が多く⽣えてきたり、クネクネの癖⽑が⽣えてきたりします。Jinaでは天然100%のヘナカラー で髪の⾊や髪質の改善をお勧めしています。
メイク ネイル
頭髪だけではなく眉毛やまつ毛まで抜けてしまうこともあります。眉毛やまつ毛でお顔の印象は変わってしまいます。また、肌に色素沈着やくすみがでると、なんとなく気分も沈みがち。爪まで変色したりすることもあります。負担の大きい治療中だとなおさらですね。
そんな時は少しでも心が明るくなるようにお化粧品の力を借りましょう。
自然な眉の描きかた、肌色を明るく見せるためのコツをアドバイスします。爪に負担なくネイルでき、簡単に剥がせるジェルネイルもあります。
メイク
くすみをカバーし美しい肌色に仕上げるコツ等をアドバイス
ネイル
簡単に剥がせるジェルネイルもあります
アロマテラピー
リラックスに効果的な上質なエッセンシャルオイルを取り入れたアロマテラピーを推奨しています。
Jinaでは、ライブラナチュテラピーのハイグレードなエッセンシャルオイルを使用してお客様にあったアロマスプレーをご提案しています。
最もストレスの少ない環境で栽培された植物から抽出されたエッセンシャルオイルは、私たちが健やかで美しくあるように導いてくれる自然からの贈り物です。
ウィッグの仕事に携わって20年以上、
多くの抗癌治療に取り組む患者さんに出会ってきました。
⾃分らしいヘアースタイルを取り戻すことで、
少しでも前に向いて治療に取り組んでもらえたら幸いです。