今日は朝から
とっても前向きで、明るく元気なお客様(Mさん)に
Jinaサロンの本部でウィッグの納品をしました。
(一番下の動画でもご覧いただけます)
初めて来店されたときは お友達(Hさん)の付き添いのような感じでした。
MさんとHさんは がんの手術で入院中に知り合ったそうです。
初めての癌にショックを受け 落ち込み
病室ではカーテンを閉め切って 誰とも会話されなかったHさん
一方 Mさんは明るくニコニコ元気いっぱい
Hさんは、きっとMさんは軽くてのんきにしているにちがいない
と思っていたようです。
ところが お医者様とMさんの会話が耳に入り
自分よりもずっと厳しい状況だとわかり
思わずカーテンを開け
「Mさんは どうしてそんなに明るくしていられるのですか?」
と~
「前にも乗り越えたしね~ 病気は自分で治すんのやし
落ち込んでいてもしょうがないでしょ
Hさんも落ち込んでいないで 私と楽しく話したり
治ったら 何をしようか」
みたいな会話をして
それ以来二人は大親友になりました。
とくにHさんは Mさんを信頼し 癌を乗り越えた後に
部分ウィッグも 二人で他社さんで作ったそうです。
気に入っているけど より自然で 扱いやすいウィッグが欲しい
と考えているときに
この新聞が目に入り
切り抜いて 取っておいてくださったようです。
「おしゃれ用も扱っていますか?」
と連絡してこられ
3月に相談に見えました。
当初 Mさんは 付き添ってるだけ
自分はまだいらない
と考えていたそうです。
Hさんのウィッグの出来栄えと
メンテナンスの方法や
細かなアドバイスに
とても好感を持ってくださり
私もJinaのウィッグが欲しいと思ってくださいました。
ご相談の時も 今日の納品時も
嫁いでご近所に住むお嬢さんと一緒に見えました。
実はMさんは、まだがんの闘病中です。
でも、生活のクオリティを下げる治療はしない。と決めているそうです。
お医者様から何度も新薬を使ってみないかと勧められても
断っているそうです。
時にはお叱りを受けることもあるようです。
「それでも自分の人生だから、やりたいこともできずに
ベッドに括り付けられるより、普通に生活がしたい」
と話されていました。
横にいたお嬢さんも
「母がこんな風に考えてくれていて 家族はとても助かっています」
と話されていました。
ウィッグには病気を治す力はありませんが
前にむいて 諦めずに病気を戦うための 応援のツールにはなれるし
そんなウィッグをお届けしたい とまた強く思いました。