ヘアカラーの中でジアミンがアレルギーを起こす。と前回ご説明したことについて、もっとくわしく知りたいとのご意見を頂戴しましたので、少し詳しくご説明します。
(一番下の動画でもご覧いただけます)
“ジアミン”とは「酸化染料」と呼ばれている一群の染毛成分の中で、特にアレルギーを発症する頻度が高い「パラ フェニレン ジアミン」を“ジアミン”と略したことから始まった酸化染料の俗称です。
アレルギー
「免疫反応に基づく生体に対する全身的または局所的な障害」と定義され、体を守っている免疫システムの異常な過敏反応が原因の疾患と考えられています。
「ジアミンアレルギー」の様な主に皮膚に障害のおこるものは「アレルギー性接触皮膚炎」と言われ、よく使われるアレルギー反応の分類では遅延型アレルギー反応という発症に時間を要するものに属しています。
(酸化染毛剤やアレルギーの特性)
○ヘアカラーリング剤の中では酸化染毛剤が最も広く使用されているが、主成分として酸化染料を含むため、染毛料等の他のカラーリング剤と比べてアレルギーを引き起こしやすい。
○治療に30日以上を要する症例が見られるなど、人によっては、アレルギー性接触皮膚炎が日常生活に支障を来すほど重篤化することがある。
○これまでに毛染めで異常を感じたことのない人であっても、継続的に毛染めを行ううちにアレルギー性接触皮膚炎になることがある。
○アレルギーの場合、一旦症状が治まっても、再度使用すれば発症し、次第に症状が重くなり、全身症状を呈することもある。
○低年齢のうちに酸化染毛剤で毛染めを行い、酸化染料との接触回数が増加すると、アレルギーになるリスクが高まる可能性があると考えられる。
参考文献:厚生労働省ホームページ「リウマチ・アレルギー情報」より
ご自分の頭皮はなかなか見ることができませんが、健康な頭皮は青白い色です。
赤くなっていたら、要注意です。
毛染めの後、いつもうずうず痒いという方も要注意です。
ジアミンによるアナフィラキシーショックを起こす一歩手前間かもしれません。
消費者庁の毛染めによるアレルギーの報告書 ←詳しくはこちらをご覧ください。
以前 順天堂大学の先生に ジアミンアレルギーについて質問した時
アレルギーの発症率は100%だと話されました。
個人個人許容量に差があるだけで、
いつか必ずアレルギーによるアナフィラキシーショックを起こす。
と言われ驚きました。
また、実際にジアミンアレルギーのアナフィラキシーショックを起こし、
入院後ウィッグを作りに来たお客様もいらっしゃいました。
私自身も ジアミンアレルギーの経験者です。
だからこそ、Jinaサロンではジアミンアレルギーの心配のない天然100%ヘナと天然100%インディゴによるハーブ染めをお勧めしています。