Jinaの再スタート 13【どんな晩年を?】

岡山に住む、ちょうど一回り上の姉の調子が良くないと連絡がありました。

この姉には、かつてJinaサロンのウィッグの、カタログのモデルになってもらったことがあります。

良妻賢母の典型のような姉でしたが、人生の様々な苦しい局面を頼り甲斐のある夫に守られながら乗り越えてきました。
十数年前、その優しい義兄が、夜、普通に寝て、朝起きてこなかった。いわゆる突然死。
義兄を頼りに生きてきた姉は、なんの心の準備もない中で迎えた別れに、戸惑うばかりで、すっかり元気を失っていました。

なんとか元気付けたくて、Jinaのモデルをお願いしました。
とても自分には荷が重いと躊躇する姉に、
「モデルさんを雇うお金がないから助けて」
と強くお願いして、承知してもらいました。

慣れないモデルに挑戦してもらったので、表情が硬いですね。


「春枝ちゃんは しっかり者やから いいねぇ。」
といつも言う姉
心の中で
『しっかりせんと生きてこれんかったやもん』
と、詮ないことを思う。

ただ、旦那さんに頼り切って生きてきた女性がいきなり一人になるのはしんどいなぁ と実感しました。

昨日、大阪に住むすぐ上の姉と、岡山にお見舞いに行ってきました。
息子夫婦と、姉の最愛の孫も一緒に迎えてくれました。
時々、頓珍漢なことを言う姉。
散歩の時に転び、ベッドで1週間以上寝ていたので、一気に筋力が落ち、支えられないと一人で起き上がることもできなくなっていました。

びっくりしましたが、小さな子供に戻ったみたいで、妙に可愛らしくて…

これを機に慣れない重責は、全て息子に任せることができて
肩の荷が降りたのかもしれない。

「僕はおばぁちゃん子やから、おばぁちゃんにはもっともっと長生きしてほしい」
と優しい眼差しを向ける大学生の孫
少しでも良くなってもらいたいと、口煩く心配する息子、その横で優しい笑顔のお嫁さん。

認知症が始まった姉が、どんな風に過ごしているのか、心配してお見舞いに行きましたが、なんか幸せそうで、嬉しかった。

いろんなことがあったけど、この微笑ましい家族に、長い年月をかけて、姉が育てたのだと思いました。

「次に来るときは一緒においしいものを食べに行こうね」
と声をかけると
「はーい。待ってるよ」
と嬉しそうな無邪気な笑顔。

普段の姉なら、
「忙しいのに気を使わなくてもいいよ」
と返事したに違いない。

人は、生きてきたように老いるのかもしれない。

さぁ! 
しっかり者の私は、再スタートに向けて、まだまだ頑張らんとあかん!みたい

Jinaの再スタート 14【嬉しい知らせ!】に続く〜



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