昨日のブログJinaの沿革 ⑨ 【始動は恩つながり】で初めての訪中での模様を話しましたが、その時に大切なことを教えて貰いました。
海外で、特に中国や東南アジアで、交渉するには
① 一流のホテルに宿泊
② 一流の通訳をつける
③ 決め事は全て文書で残す
既に、中国での取引に慣れていた北九州の社長からのアドバイス
その上で、その社長が取引経験のある信用できる数社を紹介してくれ、視察、条件の話し合い
その中で、今も取引の続いている一番大きなしっかりした会社に見本品の製作を依頼し、2度目の訪中で契約、
髪製品、繊維(現在ユニクロや東レと取引中)ホテルetc 多角経営の大企業ですが、スタートは髪製品だったそうです。
その会社の髪製品部門の女性社長が、アメリカとの取引が一番多いので、英語も堪能で、とにかくカッコイイ
ほとんど、片言の英語すら通じなかった当時の中国では、かなりのキャリアだったのかもしれない。
訪中のたびに、まるで国賓のように高級車で出迎えられ、毎回一流ホテルでお食事に観光まで、贅沢三昧のおもてなし
当時、まだ物価も非常に安かった発展途上の、中国流の商談の進め方だったと思う。
中国とのビジネスでの失敗談をよく聞く
その点、信用できる人から、信頼できる取引先を紹介してもらってのスタート。
本当に恵まれていたと感謝しています。
あの日、初めて通訳してくれたまだ新卒の韓さんと言う取引先の女性が、今も変わらず担当してくれています。
どんな時も公平に、会社にもJinaにも不利にならないように、交渉時の通訳と観光案内まで、まるで中国にいる身内みたいです。
彼女も結婚し、今はママになり、仕事を続けています。
一人っ子政策が終わり、今年7月に、最初のお子さんから10年ぶりに2人目を出産をされました。
無事、2人の母親になり現在育児休暇中ですが、Jinaの仕事だけはオンラインで担当してくれています。
スタートが良かったこと、担当者に恵まれたこと。
やっぱり私は、運がいいみたい。
高品質なウィッグの製造元は目処が立ち、どう展開していくか?
友人からの提案を感謝して受け、友人の会社のウィッグ事業部として、事業を始めることに決め、元の会社を退職したのが2004年3月末のことでした。
ところが、退職後3ヶ月がたった6月末、
「会社が破産した」と元のスタッフから電話が!
明日のJinaの沿革 11 【破産の嵐の中で】に続く〜