昨日のブログJinaの途上 2 【東日本大震災が〜】 でお話しした被災地での支援では、神戸からというだけで、皆さんが、本当に喜んで下さいました。
実は震災の時、私は大阪にいたので、被災を経験していません。
ですから、実際に避難所での経験があるお客様に同行してもらいました。
また、阪神淡路大震災では、震災直後の長田の火災が有名ですが、六甲道も駅前が大きく火に飲みこまれました。
家も店舗も消失し、絶望的な状態から立ち上がり、地元で愛されている居酒屋を経営する大将にも、お手紙を書いてもらいました。
その手紙の最後は、
「冬は必ず春となる。東北にも本当の春が必ずやってきます。どうぞ皆さん負けずに頑張ってください」
と締めくくり、再建した店舗付き住宅の前で家族全員で写した写真が添えてありました。
行く先々で読ませてもらうと、皆さん涙ぐみ、
「私たちもやり直せるかなぁ」と少し前を向いてくださった様な気がします。
九死に一生を得た ようなお話もいっぱい耳にしました。
命が助かったことを喜べる間はいいのですが、復興への道のりは長くて厳しい。
継続支援が必要です。
「皆さんから、また来てね」と声をかけていただきましたが、
ボランティアカットは、やがては被災地の美容師さんの仕事を奪うことになるので、続けて行くことはできませんでした。
その後、ライオンズクラブの先輩に声をかけてもらい、岩手県の夏祭りの支援に出かけたり、災害のたびに被災地に出向き、後方支援を継続するようになったのは、この時の経験がきっかけです。
東北の震災後、経済は、ますます冷えていきました。
Jinaサロンの売上げも、あまり好調ではありませんでした。実は苦しい経営状況で、ボランティアに行くべきか悩みながらも、
「行くと決めていたんだから、行こう!」
と自分を鼓舞して行ってきました。
そんな中、今度は
朝日新聞社の、「スタイルアサヒ」が取材してくれました。
「等身大のワタシが社会を変える」
ずいぶん大仰なタイトルですが、今回は全国版
予想以上の反響でした。 無理をしてでもボランティアに行った事のご褒美の様に感じました。
明日Jinaの途上 4 【震災後の福島から】に続く〜