Yahooブログが消えてしまった事で書き始めたJinaの沿革 ①【離婚からの自立】が15話にもなってしまいました。
今日からは、オープンを迎え始動したところから振り返りたいと思います。
引き続き、懲りずにお付き合いください。
アートヘアー の倒産から2ヶ月余り 怒涛のような日々を乗り越え その日はやってきました。
私と一緒に働きたいと言ってくれた美容師 3人、カウンセラー 1人 そして私の5人で2004年8月20日、初日を迎えました。
次々に お客様が
「明石さん。おめでとう! そして本当にありがとう!」
と御来店。あの日の感動は今も忘れません。
オリジナルのオーダーウィッグが主力
高額な育毛ケアのコースは、メニューに入れませんでした。
育毛ケアは一回ずつ、またそれに加えて、
天然100%のヘナカラー と
上質なシャンプーを使って、たっぷりの泡で包み込みながら、20分以上かけて頭皮をマッサージしながら洗い上げるシャンプーをメニューに加えました。
順調な滑り出しだったかもしれませんが、何分押し寄せる支払い、分割払いにした保証金や店舗の工事代、美容材料の支払いが翌月から次々に始まります。
明日60万円の支払日、
手元のお金が足らない。どうする?
切羽詰った翌日、たまたま御来店されたお客様が、オープンまでの経緯を尋ねられ、事情を話すと
「まぁ!よく頑張ったわねぇ。私にも協力させて」と
ウィッグ2台を現金で契約、ちょうど60万円余分に売上げが上がり、無事支払えた。
そんな奇跡のようなことが、何度もありました。
なんとか今月も家賃が払えた。
人件費も他の支払いも、毎月、ギリギリの綱渡りのような日々
経営のノウハウ なんて何も学んだことがない。
怖いもの知らず、と言うより、行きがかり上、
経営者になっていました。
そんな不安を察したのか、あの『100万円を先払い』で預けてくれたお客様が、
「貴女も経営者になったんだから、商工会議所に入ると色々学べるわよ。女性の経営者の集まりもあるのでいいと思うよ」
と勧めてくれました。
神戸商工会議所に入り、女性経営者倶楽部(現在は女性会)にも入りました。
地元神戸の女性経営者の皆さんが、とても優しく迎えてくれましたが、あの頃の私は、皆さんが眩しくて、分不相応に感じ、背伸びしながら参加していました。
そして、その中で女性起業家大賞と言うものがあることを知り、
この頃は、まだPCも扱えなかったので、夢を描くように、自分のプランを、手書きで書き上げ、応募しました。
打てる手は全て打つ。 思いつくことは全部やる。
新規のお客様を迎える時は、
「本当に喜んでくださる提案をしよう。笑顔になって帰ってもらおう」
そして
このJinaサロンで起きるすべての責任は自分でとろう。
明日Jinaの始動 Ⅱ 【お客様を取り戻す】に続く〜