先日TVでオストメイトを取り上げた番組があった。
ガンや病気や事故で
ストーマ(人工肛門・人工膀胱)を造設している人のことをオストメイトと呼ぶらしい
自分がその立場になった時のショック、受け入れ難さ
そして、その後どのように日常を取り戻していったか
趣味のバレエやサーフィンを諦めず
不便だけれど 自分らしく生きる努力を続けている女性
例えばオストメイト対応の障害者用トイレに入ると
出てきたときに、外見上は健常者と同じなので
空いているから図々しく入ったように受け取られ
車椅子の人に睨まれたり
受け入れがたい自分の状況を
「理解してほしいけど 知られたくはない」
と話されていた。
同じ番組を見ていた娘が
「ウィッグと同じ…」
と呟いた。
Jinaサロンの仕事について、1年
彼女なりに思いが深まっているのかもしれない
抗がん治療で髪をなくすのは辛い
原因不明の自己免疫疾患で髪をなくすのは
先が見えないのでもっと辛い
体の一部としてウィッグの生活を受け入れてきた人たちも同じかもしれない
「理解してほしいけど 知られたくはない」
いつも思う
人間には想像力がある
同じ痛みは感じられないけど、その痛みが自分だったら
大切な家族や友人だったら
と想像できる自分でありたい