「今日の明石さんが一番若いんですよ」
とかけられた言葉が強く印象に残っています。
あれは、子育てが一段落し、働き始めた３０代後半の頃のこと

子供たちを送り出し大慌てで出社して、ふぅ〜とついたため息に

「どうしたの明石さん」
と優しい年配の男性社員さんが声をかけてくれました。

「毎朝鏡を見るとがっかりするんです。　歳取ったなぁって」
と話すと
笑いながら
「今日の明石さんが一番若いんですよ」
と…

なるほど、確かに今日が一番若い
なかなか自分にかける時間が持てなかったあの頃
明日も、明後日も確実にジワジワ歳を重ねる

少しくらい手をかけても、あの頃より当然もっとため息は深くなり
折り合いをつける
諦めることが増えていく。
祖父母がいなかった上に
両親を早くに亡くし、身近にモデルがなかったからか
老いの残酷さが身にしみる。

さて？　どうする？

アンチエイジングも大事だけど美魔女には興味ない（ちょっと負け惜しみ？）
緩やかに歳を重ねるために
守れるものは守りたい

２０年以上、髪の仕事に携わり
せめて髪だけでも美しくありたい。
だから
髪に悪いことは避ける
化学薬品のカラー剤は使わない
白髪はヘナカラーで自然色に染める
カラー剤による乾燥が防げ、カラー剤のアレルギーも回復
毎日のシャンプー
実はこれが一番影響が大きい
台所洗剤と基材が変わらない高級アルコール系のシャンプーはキツくてダメ
石鹸シャンプーは環境にはいいけど、
よほどしっかり洗い流さないとキューティクルに石鹸カスが残り髪がごわつく
アミノ酸系シャンプーがいいと言われるけど
泡立ちが悪い。
泡立ちを良いアミノ酸系シャンプーはとても高額

悩みに悩んで専門家さんに相談しながら
天然成分主体の泡立ちの良いアミノ酸系シャンプーを開発
うん。これはいい！
広告費をかけていないので価格の少し高めだけどこれなら毎日使える。
自信満々のシャンプーで髪はどんどん綺麗になり
褒められることが多くなった。
電車に乗ると、
周囲のお若い女性の髪より私の髪の方が綺麗（ふふっ）

でも　アロマの勉強をした娘から
「確かにこのシャンプーはいいけど、もう少しいい香りがしたらもっといいのに」

なるほど
娘の意見を参考にして、開発から１０年過ぎているし
ラベンダーの精油とその他にも髪に良いとされる成分を加え
今年、シャンプーをリニューアルしました。

実はリニューアルするときに、より良いものを作りたくて
色々評判の良いシャンプーを試してみました。
気がつくと、自慢の髪に艶がない。

慌ててヘナカラーの回数を増やし、リニューアルしたシャンプーだけを使い
２週間ほどでようやく髪に艶が戻り元気になりました。

今も鏡を見てがっかりすることに変わりはありませんが
少なくとも髪だけは、まだまだ綺麗

どうせ、とか今更とか
諦めると簡単に汚くなる。
守れるものは守りたい。

年齢に関係なく髪だけは美しく保てる方法があります。
これは私だけではなく、多くのお客様で実証済みです。

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