「ユークライナ」
アナウンスの声に
ウクライナはユークライナと発音する
と知ったのは
北陸鯖江での体操競技の世界選手権(1995年)の試合会場
当時
長女が体操競技を始めて3年余りの頃
日本で世界選手権が見れることが嬉しくて鯖江まで…
外国の人がアジアの人がどの国の人か
見分けがつかないのと同じで
西洋の人はみんな似ていて
特にロシアもウクライナも
少し前まで同じソ連邦
民族も同じ
スタイルが良くてカッコ良くて…
リリア ポドコパエバはウクライナ代表だったかな?
スラーっと背の高いスベトラーナ ホルキナはロシア代表
どの選手も輝いていた
日本の選手たちが
当たり前に使い捨てにしているテーピングのテープを
彼女たちは丁寧に巻き直して何度も使う
ソ連崩壊後の食べ物も十分に手に入らない頃
でも、みんな笑顔だった
彼女たちが戦禍に巻き込まれているのかと思うと
胸が痛い
突然、当たり前の平和な暮らしが破壊されるなんて
遠く離れた私たちは少しでも平和に近づけるために何をすべきなのか?
私の住む神戸市では抗議決議案を可決したらしい
三宮の駅前で
外国人の男性がギターを弾きながら
反戦と掲げて「イマジン」を歌っていた。
誰も見向きもしない
仕事に向かう途中の私も
遠目に見つつ胸の奥がチクリとしながら
通り過ぎるしかない
ロシアに行った時
皆さんとても素朴で友好的だった。
隣国のバルト三国の一つエストニアで交流会をした時も
ロシア語しか話せない人も多くいた。
ウクライナにも
きっとロシア語しか話せない人もいると思う。
同じ民族の隣国からのいきなり侵攻
素朴で勤勉で友好的な人が多かったのに…
1日も早く平和な日常が戻ってきますように…