ようやくここでサロンをしたいと思えるところが2箇所、出てきました。
娘の選ぶ視点は
お客様にとってわかりやすい場所は当然で、その上で、サロン行き帰りの道がワクワクできるか?
なるほど…
便利か、わかりやすいか、綺麗かという共通認識の上に、行き帰りのワクワク感までは、私の発想にはなかった。
歩きながらものを考え、進みながら頭を打って折り返し
そんな私の横で、テンポの違う娘がじっくりものを見て慎重に考える。
うん。これはなかなか凸凹いい組み合わせかも?
と最近よく感じる。
一昨日も、
「最後のブログ読んだけど変やよ。文章、重複してるよ!」
とJinaの再スタート 9【復活の準備に】を指摘され、
「あらまぁ!! 深夜にボーッとした頭で書いて、確認せずにそのまま投稿してたんやわ」
慌てて修正、上げてから、もう何日も経ってる。もしかして読んでくださった皆様。大変失礼しました。
そんな娘と、昨日はJinaサロン立ち上げの時からずっとサポートしてくれている親友の奈良のサロンに部分ウィッグの制作依頼に行ってきました。
道中、香芝付近で
「アートヘアー の難波店にいた時にね。この近くのお客様のからの依頼でご自宅に訪問したことあるねん」
と昔話を…
そのお客様は、要介護状態で、日中のほとんどをベッドで過ごされていました。
「もう出かけることもないけど、ウィッグを作っておしゃれしてみたくなって 本当はねエステにも行きたいんやけど」
と話されました。ウィッグのサンプルを付けて頂くと、とても嬉しそうな表情になり、購入したいからとヘルパーさんに財布を持ってくるように声をかけられました。
ヘルパーさんがすぐ、近所に住む息子さん連絡したようで
「ずっと家にいて出かけることもない母親に高額なウィッグを売りつけに来たんか!」
怒鳴り込まれました。
「決して強引に販売したわけではありません。お客様のご要望でご自宅に訪問し、お客様からの依頼で販売に至っています」
と説明すると、今度はお客様に向かって
「何を考えているんや! 出かけることもないのにカツラなんか作って何するねん!」
そして、
「帰ってください」
と言い残して、帰っていかれました。
呆気にとられたような私に、お客様が
「ごめんね。私ね、若い時から女手一つであの息子を育てるために必死で働いたんよ。生命保険の仕事で頑張ってね。海外旅行もしたしエステにも行けた。アパートやマンションをいくつも建てたから、こんなになっても収入はあるんやけどね。体だけじゃなく、お金も自由に使えなくなったわ」
としょんぼり
押し売り扱いされたような情けない気持ちと、お客様への気の毒な思いがよみがえる苦い記憶を娘に話すと
「もしかしたら、その息子さん。お母さんが生命保険で頑張っていた頃、寂しかったんかもね」
そうかもしれない… 子供の側の視点まで思いやれていなかったなぁ
ウィッグを通して、様々な家庭の人間関係を垣間見ることがある。
「他にもこんなこともあってんよ」
と今までのウィッグを購入してくださったお客様とのエピソードを話していると
「今度はお客様とのエピソードをブログに書けば?」
「そうやねぇ それもいいかもしれないねぇ
いい話ばっかりやないけどねぇ」
またいずれ、そんな思い出話にもお付き合いください。
来週中にサロンの場所は決めれそうです。
Jinaの再スタート 11【新しい自然⁈】に続く〜